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救助まで6時間…東京スカイツリーエレベーター20人閉じ込め 強風の揺れで緊急停止装置作動の可能性も(2026年02月23日)
22日、東京・墨田区にある東京スカイツリーのエレベーターが緊急停止し、男女20人が6時間にわたって閉じ込められました。
当時、エレベーターの中で何が起きていたのか、なぜ救助まで6時間かかったのか、SPキャスター・岩田明子さんと詳しくお伝えします。
小山内鈴奈キャスター:
緊急停止したのは、東京スカイツリーの4階と地上350メートルの天望デッキを結ぶ40人乗りのエレベーター2基です。このうち1基には20人が乗っていましたが、地上30メートル付近で停止。救助されたのは約6時間後の午前2時頃でした。
エレベーター内にはトイレや飲料などが備え付けられていて、この閉じ込めによる体調不良や、けがをした人はいないということです。
青井実キャスター:
「イット!」のスタジオ内に、エレベーターの広さを再現してみました。
縦横2m25cmの枠の中に、私と岩田さんを入れた20人を配置し、閉じ込められた空間を再現。この中には小学生とみられる女の子2人もいたということです。この広さで20人が6時間…。
SPキャスター・岩田明子さん:
これはきついですよね。精神的にちょっと圧迫感がすごい。
青井実キャスター:
座れるのかということで、座ってみようとすると横の方とぶつかってしまったりとか。
SPキャスター・岩田明子さん:
座るのも厳しいですね。
青井実キャスター:
そういった状況で6時間、かなりきついですね。
小山内鈴奈キャスター:
当時のエレベーター内の状況について、エレベーターのメンテナンスに詳しい日本エレベータ保守協会理事の田中陽一さんは「地震などの災害時を除けば、救出まで6時間というのはあまり聞いたことがない」とした上で、閉じ込められた人からよく聞かれるのは、「5分待っている時間が30分から1時間に感じる」という言葉で、情報がなく不安な状況のまま待つので、普段よりも長く感じるということです。
青井実キャスター:
原因はまだ調査中ということですが、どういったことが考えられるのでしょうか?
小山内鈴奈キャスター:
田中さんは、緊急停止の原因の1つに強風の影響があるとしています。「強風で東京スカイツリーが揺れ、エレベーターの速度が上がり、速度の基準を超えたため緊急停止する装置が作動した可能性がある」ということでした。
青井実キャスター:
強風とはいえ、東京スカイツリーはオープンして14年ぐらいたつわけですから、今までそういう強風ってなかったのかとも思ってしまいますし、閉じ込められた20人は横付けされたエレベーターで救助されたということですが、なぜ救助まで6時間かかったのか。
小山内鈴奈キャスター:
田中さんによると、「この救助方法は全てのエレベーターを停止させないといけないため、天望デッキにいる1200人を下ろすのに時間がかかった可能性がある。普通は上下の最寄りの階で救助できるが、4階から350メートルまで50秒で上がる特殊エレベーターなのでそれができない。そして、エレベーターを横付けしたあと、2台分の緊急用のドアを開けるのに時間がかかった」ということが考えられるということです。
青井実キャスター:
東京スカイツリーは特殊ですし、近くの階まで動かして対処するのが、なかなか不可能な状況になるわけです。ただ、原因もまだ分かっていないということですよね。
小山内鈴奈キャスター:
今回のエレベーターの閉じ込めですが、気になる点があります。まずエレベーター内には緊急用のインターホンがありますが、これが機能せず、閉じ込められた人が警察と直接やり取りをしていたということです。
田中さんによると、「インターホンは停電してもバッテリーで動き、外部につながるようにすることが基準で定められている。通じなかったのはメンテナンスの不備があったのではないか」ということでした。
青井実キャスター:
我々、日常生活でもエレベーターに乗りますが、こういったことが起きるとかなり不安ですよね。
SPキャスター・岩田明子さん:
人ごとじゃないですね。私も夜中に自宅に帰宅した時に、自宅マンションのエレベーターが故障していてスイッチが消えていた。そしてエレベーターを見たら、かごがない状態で真っ暗でした。すぐに緊急連絡先に連絡したんですが、明け方に故障を直したということがありました。緊急用のボタンがつながらないとなると、スマホを持っていないと危険だと思いました。
青井実キャスター:
先ほどスタジオでも当時のエレベーターの状況を再現し、あの状況で6時間と考えてもきついなと思いましたが、このエレベーターのトラブルを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
小山内鈴奈キャスター:
東京スカイツリーでは、今回緊急停止したエレベーターは月に1回、1基につき2日かけて点検しているということです。ただ、田中さんは、こうしたエレベーターの緊急停止などの事故を防ぐには、商業施設なので時間が限られることは理解ができるが、より時間に余裕を持ってしっかりと点検を行うことが先の故障を防ぐことになるので、もっとメンテナンスに時間をかけることが必要だとおっしゃっておりました。
青井実キャスター:
メンテナンスはしているんだけども、もっとメンテナンスをした方がいいんじゃないか、ということですよね。
SPキャスター・岩田明子さん:
そうですね。私たちが想像している以上に割と故障しやすいと感じましたので。
青井実キャスター:
かなりエレベーターは繊細ではあるんだなと思いますよね。ですから、まずは原因究明。
そして、いざという時の対処、救助方法の確認も改めてしていただきたいと思いますよね。
SPキャスター・岩田明子さん:
果たして先に人を下ろす必要があったのかも、もう1回検証してほしいと思いますね。
青井実キャスター:
3連休の中日、楽しみにされていた方も非常に多いかと思いますので、閉じ込めがあった際の対応の手順の再確認などを進めていただきたいと思います。
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